指示待ちアルバイトへの接し方 自分から動けない理由と教え方

指示待ちアルバイトに悩むことは多い

アルバイト教育をしていると、

「言われたことしかやらない」

「自分から動いてくれない」

「何かすることを探してほしい」

と感じることがあります。

私自身も以前は、指示待ちのアルバイトを見ると、

「もっと自分で考えて動いてほしい」

「やる気がないのかな」

と感じていました。

しかし、多くのアルバイトと関わる中で気付いたのは、

指示待ちに見える人の全員が、やる気がないわけではない

ということです。

もちろん、中には、仕事への意欲がかなり低い人もいます。

一方で、

・何をすればいいか分からない
・勝手に動いて間違えるのが怖い
・優先順位が分からない
・まだ職場に慣れていない

という理由で、自分から動けない人もいました。

そのため、指示待ちの人を見るときは、

「なぜ自分から動けないのか」

を考えることが大切だと感じています。

今回は、私が実際にアルバイト教育をする中で感じた、指示待ちアルバイトへの接し方についてまとめていきます。


指示待ちになる理由

指示待ちになる理由は、人によって違います。

ただ、私が経験してきた中では、いくつか共通する理由がありました。

何をすればいいか分からない

一番多いと感じたのは、

「次に何をすればいいか分からない」

というケースです。

経験者からすると、

「今これが終わったなら、次はこれをする」

という流れは当たり前に見えます。

しかし、新人や経験の浅いアルバイトにとっては、その当たり前が分かりません。

例えば、

作業が終わった後に、

・次の作業へ移る
・周りを手伝う
・清掃する
・社員や先輩に確認する

という選択肢があるとしても、本人にはどれを選べばいいのか分からないことがあります。

その結果、何もしていないように見えてしまいます。

本人はサボっているつもりではなく、

「何をしたらいいか分からない」

状態になっているだけのこともありました。

間違えるのが怖い

指示待ちの人の中には、

「勝手に動いて間違えたらどうしよう」

と考えている人もいます。

特に真面目な人ほど、この傾向があるように感じました。

間違えたくない。

怒られたくない。

迷惑をかけたくない。

その気持ちが強いほど、自分から動くことに慎重になります。

周りから見ると、

「自分から動かない人」

に見えますが、本人の中では、

「確認せずに動く方が危ない」

と考えている場合もあります。

このタイプに対して、

「もっと自分で考えて」

とだけ伝えても、なかなか動けるようにはなりません。

まずは、

「ここまでは自分で判断していい」

「迷ったらこのタイミングで聞いていい」

という基準を伝えることが大切だと感じています。

優先順位が分からない

自分から動こうとしていても、空回りする人もいました。

何かしようとしている。

でも、今やるべきこととは少しズレている。

本人は頑張っているのに、周りから見ると、

「そこじゃない」

と感じることがあります。

これは、やる気の問題というより、

優先順位が分かっていない

ことが原因の場合があります。

仕事には、

・今すぐやるべきこと
・後でもいいこと
・誰かに確認してからやること

があります。

しかし、慣れていない人にはその判断が難しいです。

そのため、指示待ちの人に対しては、

「自分で考えて動いて」

と伝える前に、

何を優先するべきかを教える必要があると感じています。


指示待ちアルバイトへの接し方

指示待ちを減らすには、本人の意識だけに頼るのではなく、動きやすい仕組みを作ることが大切です。

指示待ちの人に対して、ただ

「自分で動いて」

と伝えても、うまくいかないことが多いです。

本人が動けない理由を理解しないまま、行動だけを求めてしまっているからです。

そのため、私が意識している接し方は、次の3つです。

まず作業の流れや優先順位を教える

まずは、仕事の流れや日々のルーティンを教えることが大切です。

単発の指示だけではなく、

「この作業が終わったら、次はこれ」

という流れで伝えるようにします。

例えば、

「これを片付けておいて」

だけではなく、

「これを片付けたら、次にこの棚を確認して。終わったら一度声をかけて」

のように伝えます。

さらに、作業がいくつかある場合は、

「今はこれを優先してほしい」

「これは後で大丈夫」

「迷ったら先に確認してほしい」

というように、優先順位も合わせて伝えるようにします。

経験者からすると、どの作業を先にするべきかは当たり前に感じることもあります。

しかし、慣れていない人にとっては、

何を先にするべきか。

どこまで自分で判断していいのか。

どのタイミングで確認すればいいのか。

が分からないことも多いです。

最初から自分で判断させるのではなく、まずは仕事の流れや優先順位を覚えてもらう。

その積み重ねが、自分から動くための土台になると感じています。

判断していい範囲を伝える

指示待ちの人には、

「どこまで自分で判断していいのか」

を伝えることも重要です。

何でも確認しなければいけない職場だと、自分から動くことは難しくなります。

一方で、何でも自由にやっていいと言われても、慣れていない人は困ります。

そのため、

・ここまでは自分で進めていい
・前に教えた範囲であれば自分で進めていい
・迷ったら確認してほしい
・これは必ず社員や先輩に聞いてほしい

という線引きを伝えるようにします。

この線引きがあるだけで、本人は動きやすくなります。

指示待ちに見える人ほど、実は

「どこまで自分でやっていいのか」

が分かっていないことも多いです。

できた行動を言葉にする

指示待ちの人が少しでも自分から動けた時は、それを言葉にして伝えるようにしています。

大げさに褒める必要はありません。

例えば、

「今、自分で気付いて動いてくれたね」

「先に確認してくれて助かった」

「その判断で大丈夫」

と伝えるだけでも良いと思います。

自分の行動が認められると、

「これでよかったんだ」

「見てくれているんだ」

と感じてくれます。

そうすると、モチベーションや自信につながり、次も同じように動きやすくなります。

できていないことを注意するだけではなく、
指示待ちの人が少しでも自分から動けた時は、その行動を言葉にすることが大切です。

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指示待ちは本人だけの問題ではない

以前の私は、指示待ちの人を見ると、

「もっと自分で考えてほしい」

「なぜ前に教えた作業をしないのだろう?」

と思っていました。

もちろん、自分から考えて動く姿勢は大切です。

しかし、今はそれだけではなく、

自分で動ける環境を作れているか

も考えるようになりました。

仕事の流れを教えているか。

判断していい範囲を伝えているか。

質問しやすい関係を作れているか。

できたことを認めているか。

これらが不足していると、本人にやる気があっても動けないことがあります。

指示待ちを本人の性格だけで片付けてしまうと、教える側が見直すべき部分に気付けません。

だからこそ、私は指示待ちのアルバイトを見るとき、

「本人の問題なのか」

だけではなく、

「教え方や環境に問題はないか」

も考えるようにしています。


まとめ

指示待ちアルバイトを見ると、

「やる気がない」

「自分で考えていない」

と感じることがあります。

しかし実際には、

・何をすればいいか分からない
・間違えるのが怖い
・優先順位が分からない
・判断していい範囲が分からない

といった理由で動けない人もいます。

もちろん、中には、仕事への意欲がかなり低い人もいます。

それでも最初から決めつけるのではなく、

「なぜ自分から動けないのか」

を考えることが大切だと感じています。

まずは仕事の流れを教える。

判断していい範囲を伝える。

できた行動を言葉にする。

そうした関わり方を続けることで、少しずつ自分から動けるようになる人もいました。

指示待ちの人を変えるというより、

自分から動きやすい環境を作る。

その意識が、アルバイト教育では大切だと感じています。

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